私は2020年の半年間を奄美大島の名瀬徳洲会病院、2021年の８ヶ月間を与論島で働いていました。
その前に沖縄：宮古島で勤務した分を含めると、現在勤務している屋久島で離島ナースは4回目です。

死ぬまでに一度、「世界自然遺産の縄文杉を見てみたい」という漠然とした思いを20代の頃から持っていましたが、
周囲からは縄文杉を見るのは大変と聞いており、なかなか行く勇気がありませんでした。

しかし与論島で出会った数人の友人が、以前旅行で屋久島に行っていたこと、
そして奄美の友人が「屋久島は良いところ」と話していたのをきっかけに、行けるなら行ってみたいなと思い屋久島へ行くことを決めました。
個人的には山より海！だったので、山の多い屋久島生活は不安でした。

当初は与論島と比べると島も広く、雨も多く、生活するには大変だなと感じました。
与論島同様、屋久島は屋久島徳洲会しか病院がありません。
そのため救急車がたくさん来るので、私が勤務している急性期の3階病棟は日勤も夜勤もバタバタです。
残業もあり忙しい病棟ですが、病棟内はアットホームで明るい職場で、困ったときには相談しやすい環境です。
結の島ナース含む島外からの看護師も多く、徳洲会グループの看護師も応援に来られています。

3階病棟は産科があり助産師さんが日勤帯はいます。
しかし夜勤は看護師で新生児・産婦さんを看護します。
今までの看護師人生で産科にいたことはなく、新生児・産婦さんを担当するのは緊張しましたが、貴重な経験が出来ました。
そしてまだ私は経験はありませんが、島外搬送の付き添いもあります。
離島ならではの特徴だなと思いました。

生活環境では２月の入居初日から玄関の鍵の調子が悪く、２回ほど帰宅後に鍵が開かず閉め出しに合いました(笑)
宿舎は病院から近く、スーパーやHotto Motto、ご飯屋さんも周辺にあるので不便はあまり感じません。
しかし車がないとドラッグストアや市街地には出れないので、持参するのをおすすめします。

プライベートでは、白谷雲水峡・太鼓岩・縄文杉・黒味岳・宮之浦岳・シャクナゲ・太忠岳と、人生初の登山に挑戦し、新しい世界を知ることが出来ました(笑)
川遊びも幼少期以来？に経験し、SUPを楽しみました。
他の島の川を知りませんが、屋久島の川のキレイさは別格だと思います。
あと勤務期間は２ヶ月弱ではありますが、屋久島を満喫したいです。